もと吉です。いよいよ長野県も梅雨入しましたね。
今朝は、入梅時独特の肌寒さのため 久し振りに”ぶー太”(薪ストーブ)に働いてもらってます。
本日は、難しい内容ですが、避けては通れないお話しです。
今年の4月から施行された「改正省エネルギー法」について触れたいと思います。
集約すると以下の5項目になります。
① 省エネルギー基準の簡素化。
② トップランナー制度はエネルギー消費で評価。
③ 大きく影響するラベリング制度
④ 性能表示の評価方法基準も改正。
⑤ 省エネ住宅の標準化が求められる。
それでは、掻い摘んで説明していきますと・・・
①「省エネルギー基準の簡素化」について
今回の改正の意図は、「省エネ性能を要求基準は変えることなく、基準の簡素化、明確化を図る」こと。
つまり、仕様規定を減らし、性能化をより進めようというものです。
②「トップランナー制度はエネルギー消費で評価」について
今回の省エネ改正の目玉である、「住宅事業建築主の判断基準」。通称”トップランナー制度”です。
年間150戸以上を供給する戸建建売業者(住宅事業建築主)を対象に、スタートから5年後、
つまり2013年までに目標となる1次エネルギー消費量の達成も求める制度です。
家電では98年から導入しており省エネラベル表示となって一般消費者にも知れ渡っています。
③「大きく影響するラベリング制度」について
トップランナー制度に関連して「住宅省エネ性能ラベリング制度」が導入される見込みです。
今、家電等で話題のエコポントを住宅にも表示しようという制度です。
表示対象は、トップランナー制度の建売戸建住宅だけでなく注文住宅、マンション、アパートを含む住宅すべてです。
このような表示が住宅にも?
④「性能表示の評価方法基準も改正」について
省エネ基準の改正に伴いこの4月から性能表示制度の評価方法基準も改正されました。
改正の内容は省エネ基準とほぼ同じですが、設計指針で削除された防露(結露の発生を防止する
対策)の仕様規定が、評価基準で整理され性能規定として透湿抵抗ルールが追加されています。
解説書も出ています。
⑤「省エネ住宅の標準化が求められる」について
今回の改正で導入されたトップランナー制度は、普及に応じて目標基準が引き上げられていくのが特徴。
つまり、目標達成期限の2013年までには、もう次の目標が定められ、その目標に向かってビルダーは
次の5年間を省エネ住宅に取り組んでいくというもの。
目標年次における目標水準の底上げが定期的に引き上げられていくということです。
確かに住宅における省エネ化が飛躍的に進むかもしれませんが、ビルダーは必死。
これができるビルダーだけが生き延びることになるでしょう。
私自身、この省エネ基準の改正の記事を読んで、更に激しい時代に突入したなと感じました。
今後、家を検討するお客様をはじめ、我々建設業を営む企業や工務店、設計事務所は、
この法律について敏感になって対処していかないと間違いなく取り残されるでしょうね。
最後に、この省エネ基準の改正の詳細については、各々でお調べ頂きたいと思います。